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ハイパーIT代表和田英克の日常(ブログ・Blog)

風に舞いあがるビニールシート|何色もある著者の色

      2019/09/28

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)

最初タイトルを見たとき??しかも直木賞を受賞?
風に舞いあがるビニールシート 森絵都(著)

6編からなる短編集でした。短編集でも直木賞とれるのですね。

最近は長編小説ばかり好んで読んでいる私ですが、この本を読んで短編集も悪くないと感じました。

我々の日ごろの日常にあるような話から、仏像整復師、そしてタイトルにもなっている「風に舞いあがるビニールシート」は国連UNHCR協会R(国連難民高等弁務官事務所)の話なんですよ。

いったい著者はいくつの引き出しを持っているのか・・・

また、各作品は起承転結の転の手前当たりで終わる感じで、続きは読み手が如何様にも想像できるものになってました。

ここが、また・・・続きがあるならホント読んでみたい。

この著者の作品でしばらくは楽しめそうです。

オススメ度:★★★(★4つが最高)

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